客先常駐とは?
客先常駐とは、自分の所属している企業ではなく、お客様の企業に常駐して働く勤務形態のことです。
一般的には、入社後は自社もしくは自宅からリモートで働きますが、客先常駐の場合は自分の所属している企業ではなく、契約しているお客様の企業に出勤して働くこととなります。
あくまで所属は自分が就職した企業であるため、指示命令系統や福利厚生等は常駐先ではなく自社のものとなっています。
やめとけと言われる理由
「客先常駐」と検索すると、関連する検索として「やめとけ」「やばい」などと出てくることがあり、不安に思う方も多いと思います。
ここでは、客先常駐がやめとけ、やばいと言われる理由について説明します。
帰属意識を持ちづらい
お客様の企業に毎日出勤し、そのまま自社に立ち寄ることなく退勤するため、自社の社員との交流が少なくなり、帰属意識を持ちづらく、まるで常駐先が自分の所属企業のように感じてしまうことがあります。
自社の社員と交流するのはイベントや定例会議くらいで、下手をすれば一年に数回という人もいるかもしれません。
配属される会社・部署・プロジェクトにもよりますが、客先常駐すると自社内での交流が少なくなり、帰属意識が薄くなりやすいということを覚えておきましょう。
スキルアップ・キャリアアップが難しい
客先常駐では、特定分野でのスキルアップ・キャリアアップが難しいです。
なぜなら、定型業務ではなく、プロジェクトにより異なる業務を担当することが多くあるためです。
例えば、IT業界での客先常駐(いわゆるSES、後述)の場合、基本設計や構築、コーディングなどの高度な技術が求められる上流工程の実務経験を積みスキルを身に着けたくても、未経験でも取り組めるようなテストなどの下流工程ばかり担当することになる可能性があります。
また、通常は常駐先で担当する業務内容を決めるのは自社ではなくお客様であるため、業務内容を変更してほしいと打診することが難しいという環境も追い風となっています。
配属されたお客様企業によってスキルアップできるのかが変わってくるため、スキルアップ・キャリアアップが難しいと言われているのです。
給料が低い場合がある
客先常駐は、給料が低い場合があります。
なぜなら、企業が外部から常駐として人を雇う場合、大規模プロジェクトで人手不足であることがあり、中小企業や個人事業主へ業務を委託する下請け構造となっていることがあるためです。
数年前、新型コロナウイルス陽性者との接触を知らせるアプリである「COCOA」の開発で、厚生労働省から業務を委託された企業が、厚生労働省の規定を大幅に逸脱して業務を再委託していたというニュースがありました。
こういったケースは、まさに下請け構造が構築されている最たる例となります。
業務を委託するごとに中抜きされる金額があるため、下に行けば行くほど安い金額で働くことになりやすいのです。
したがって、客先常駐ではお客様先の企業より安い給料で働くことがあるのです。
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