リード文
第二新卒とは?定義や既卒との違い
第二新卒の一般定義
第二新卒に、明確な定義はなく、企業や転職サイトによりバラバラです。
しかし、一般的には新卒入社後、社会人経験が3年以内の求職者という意味で使用されています。
企業や転職サイトによっては、漠然と若手社会人を指していることもあります。
浪人・留年・休学経験の有無により年齢は異なりますが、高卒は18~21歳前後、大卒は22~25歳前後、院卒は24~27歳前後となります。
基本は中途採用と同様
第二新卒の選考は、基本的に中途採用と同様です。
なぜなら、第二新卒は中途採用の一環として内包されているものであるためです。
中途採用では職務経歴がある人を採用するため、例えば社会人経験が3年でも10年でも50年でも同じなのです。
よって、第二新卒の選考は、基本的には中途採用と同じとなります。
既卒との違い
第二新卒と類似した概念として、既卒というものがあります。
第二新卒と既卒の違いは、正社員としての職務経歴の有無です。
第二新卒は社会人経験がありますが、既卒は学校卒業後社会人経験がない人を指します。
ただし、正社員歴の有無というのは一般的な定義であるため、正社員でなくても、または職務経歴がなくても既卒として扱う企業も存在しています。
応募先企業の定義次第で、第二新卒や既卒に当てはまるかは変わってきます。
第二新卒で転職するメリット
ポテンシャル重視で評価される
第二新卒は、ポテンシャル重視で評価されることが多いです。
なぜなら、社会人経験が浅く若いため、今後の成長を期待されているためです。
中途採用は即戦力人材が欲しいためスキルや実績が無いと採用されづらい傾向にありますが、第二新卒は特化した経験がなくとも今後社内で育成していく前提なので、あまりそういった部分を問われません。
人柄や将来性などで勝負できることは、第二新卒で転職する大きなメリットとなるでしょう。
未経験の業界・業種に挑戦しやすい
第二新卒はポテンシャルが評価されやすいため、未経験の業界・業種に挑戦しやすいです。
中途採用は募集ポジションが定まっていることが多いですが、第二新卒は新卒同様にオープンポジションでの募集が多いため、入社後は未経験者であることが前提として育成される場合が主となります。
裏を返せば、社会人経験を重ねるごとに未経験での転職は厳しくなってきます。
社会人として働いてみて、自分のやりたい仕事が今と異なるのであれば、第二新卒での異業種転職は最適であると言えるでしょう。
新卒採用扱いで入社となる場合がある
これは人によってメリットにもデメリットにもなり得るところかもしれませんが、企業によっては、第二新卒であっても新卒と同様の扱いとなる場合があります。
第二新卒は特定のスキルよりポテンシャルが重視されやすく、新卒と同様に研修をした方がよいと判断されることがあるためです。
最初から新入社員として研修を受けられるため、自分のスキルに自信がなくても研修があれば安心して仕事を始めることができますし、ある程度の規模の企業であれば同期もいるため孤立しづらい状況で入社することができます。
企業によるため入社前に確認が必要ですが、第二新卒であっても新卒と同様の扱いとなる場合があることを覚えておきましょう。
第二新卒で転職するデメリット
反面、第二新卒で転職するデメリットもあります。
経歴上は短期離職となる
第二新卒での転職は経歴上は短期離職となるため、嫌厭される場合があります。
なぜなら、企業は出来る限り長く勤めてくれる人材を採用したいためです。
現在は、昔と比べると年功序列の風潮は薄くなり、転職も活発になっています。
しかし、中途採用のためには、人事部の社員の工数がかかっていますし、転職サイトや転職エージェントサービスの利用料など多くの時間とお金が費やされています。
企業としても、費やした時間・お金が報われるように、出来る限り長く勤めてくれる人材を採用したいため、短期離職の経歴がマイナスに響く可能性があるのです。
募集している企業が少ない
新卒採用や第二新卒以外の中途採用と比べると、第二新卒の求人を出している企業は少ないです。
大手企業や上場企業であればほとんどの場合新卒採用を行っていますし、中途採用は通年で行われていることが多いです。
しかし、第二新卒は中途採用ほどのスキルがなく、新卒採用ほどの若さやポテンシャルもないため、扱いが難しいと考え募集していない企業も多く存在しています。
ただし、比較的少ないというだけで、十分に母数はあります。
少ない、というだけでないわけではないので、自分の行きたい企業が募集しているか調べてみることをお勧めします。
まとめ
メリット・デメリットを踏まえ、第二新卒で転職するか考えよう
今回は、第二新卒の定義やメリット・デメリットについて解説しました。
それぞれ自分の置かれた状況やこれからの希望によって、第二新卒での転職が最適解なのかは変わってきます。
自分にとってよりよい一歩を踏み出すために、考えていきましょう!
これはCTAサンプルです。
内容を編集するか削除してください。